自治会や町内会に参加していると、どうしても回覧板が回ってきます。
確かに回覧板には、住民にとって役立つ内容が記載されていて、重要なものです。
しかし、紙に書いたものをみんなで回していくなんて時代遅れも甚だしいし、わざわざ玄関先で受け取らなければならないのは、はっきり言って面倒。
こう思っている人は、少なくないはずです。
回覧板は見たくないと思っている人は、ズバリ、自治会を辞めればいいのです。
実際、回覧板を回されるのが嫌で自治会を辞めたという人も多くいます。
しかしそれでは角が立つし、自治会そのものを辞めるつもりはない、とお考えの人は、自治会長に電子化することを提案されてはいかがでしょうか。
今や高齢者の方の間でもスマートフォンやアプリがかなり普及しています。
SNSやアプリを利用するなどで、紙の回覧板を回さなくても、電子化して情報を共有することは、十分可能です。
回覧板はこうして断ろう!
回覧板を断るには、まずは自治会長にその旨をはっきりと伝えてみましょう。
新型コロナウイルスの感染リスクもあることを上手に説明して、なんとか納得してもらうのです。
それでどうしても了承してもらえない場合は、自治会を辞めるしかないのですが…
その前に、回覧板を電子化することを提案してみてはいかがでしょうか。
とはいっても、たとえ自治会長が近年の情報通信に理解ある人でも、こればっかりは自治会長一人の考えでは難しいものがあります。
つまり、住民にアンケートを取って、賛成多数のもとに実施されることになります。
しかしこの新型コロナ禍のご時世は、はっきりいって回覧板の電子化には大いに追い風です。
ただでさえ回覧板は面倒だと思っている人が多いうえに、コロナのリスクがある回覧板を回さなくて済むのですから、今、まさに回覧板を電子化するチャンスなのです。
回覧板は電子化がおすすめ
実際にコロナ禍を理由に回覧板を廃止した自治会も多くあります。
もはや当然といえるでしょう。
そして今や高齢者の間でもかなりスマートフォンが普及しています。
コロナとスマホ、この2つのキーワードで、世の中一気に電子化、リモート化が普及しているのです。
回覧板も例外ではありません。
もちろんスマホを持っていない、特に高齢者の方々の中には、回覧板の電子化を反対する方もいると思います。
一部のそのような人には、従来通り紙の回覧板でいいのです。
また、スマホを使いこなしている人も、アカウントなど個人情報に係わることは知られたくない、と言って断る人もいるかもしれません。
しかし、いざ導入してみると、その便利さゆえに案外と簡単に住民に理解され、普及するものです。
これは実際に回覧板を電子化した自治会の実例です。
青森県三沢市の細谷町内会(堀内兼博会長)は、町内会活動へのICT(情報通信技術)活用を進める。
ライン公式アカウントを作成済みで、2020年7月1日から試行的に、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できる「電子回覧板」の利用を始める。
ごみ収集日の情報や市の「広報みさわ」も配信する。
引用:https://www.toonippo.co.jp/
この細谷町は、LINEで自治会の公式アカウントを作成し、電子回覧板として利用している例です。
その他、例えば北海道の白老町では、自治会の公式HPにて、回覧板の内容を掲載することで電子回覧板としています。
実際に検討してみれば、方法はいくらでもあります。
この絶好の機会に、回覧板を電子化してしまいましょう!
回覧板の電子化(SNS化・アプリ化)に対する口コミ
回覧板電子化|良い口コミ
・タイムリーに回覧できる
・仕事や留守で回覧を止めてしまうようなことがなくなる
・コロナ禍で1世帯ずつ回覧板の内容もコピー・ポスト投函しているようなところもあるので、その手間がはぶけるなら◎
・町内会の班長はやることがいっぱい。ぜんぶ電子化したい
回覧板電子化|ちょっと微妙な口コミ
・手間は省けるけど、ご近所のコミュニケーションが減りそう
・もっともだけど、実現したら見る人がなおさら減りそう
電子化することで、住民全員が同時のタイミングで回覧内容を閲覧でき、非接触という条件も揃います。
コミュニケーションは何も回覧板だけが全てではありませんし、電子回覧板を見ない人は紙の回覧板であっても見ないであろうと思われます。
回覧板はもういらない!断る方法と電子化(SNS化・アプリ化)のすすめ まとめ
回覧板は大切なものと分かってはいますが、受け取るのも回すのも、とても面倒です。
自治会に加入している以上回覧板は避けられないですし、どうしても嫌なら、自治会を辞めればいいのですが、それでは周囲から孤立してしまいます。
そもそも紙に書いたものを回すこと自体、時代遅れですし、いっそ電子化すれば、解消する問題です。
回覧板を電子化することで、人と合わなくて済むし、それでいて必要な地域の情報は、住民のライフスタイルに合わせて簡単に得ることができます。
まさに一石二鳥ですよね。
このコロナ禍に便乗して、といえば言葉が悪いですが、
ぜひこれを機に、回覧板を電子化してみてはいかがでしょうか。