新型コロナウイルスへの対応をめぐり、各地域の首長が注目を集めています。
中でも特に注目されている人物の一人が、北海道の鈴木直道知事です。
この方知れば知るほど真っ直ぐで努力家な方。
今回は鈴木直道知事について、その経歴や評判などお伝えします。
鈴木直道知事のプロフィール
めちゃくちゃかっこいいやんけ。
こんな人になりたいしこんな人と結婚したい。はよコロナ収まれ。#鈴木直道 #北海道知事 pic.twitter.com/zs3OtKmogf— さや (@sayamaru0617) March 4, 2020
◎名前 鈴木直道(すずきなおみち)
◎年齢 39歳
◎出生地 埼玉県春日部市
◎家族構成 妻、まる(黒豆柴)
なんと知事就任時に38歳という、現在の知事の中では最も若い人物です。
※ちなみに史上最年少の知事は、同じく北海道の、田中敏文知事(1947年当時35歳)です。
出身については、もちろん北海道なのだと思っていましたが、全く別の埼玉県でした。
それではなぜ現在北海道の知事として活躍しているのか‥それには次にお伝えする経歴の中に理由がありました。
ちなみに現在お子さんはおらず、黒豆柴犬のまめちゃんと一緒に暮らしています。
鈴木直道知事の経歴
経歴
○1999年 埼玉県立三郷高等学校卒業
○1999年 東京都職員採用試験に合格し入庁
○2000年 法政大学法学部法律学科入学(都庁に勤めながら4年で卒業)
○2008年 26歳で都庁から当時財政難だった北海道夕張市へ派遣
○2011年 都庁を退職し、当時全国最年少の30歳1カ月で夕張市長に初当選
○2012年 約6年の交際を経て結婚
○2015年 34歳で夕張市長に再選
○2019年 38歳で北海道知事に当選
経歴をざっと見ると、かなり順風満帆の人生のように見えますが、鈴木知事は相当な苦労人である上に努力家です。
学生時代の家庭の経済事情をバネに
鈴木知事は高校2年生の時、ご両親が離婚し母子家庭に。
母と姉と3人暮らし。低所得者向け住宅に移り細々と生活していたようです。
お姉さんは短大を辞め、働きに出ることに。
鈴木知事も高校に通いながらアルバイトで家計を支え、大学進学は諦め、そのまま公務員として都庁に就職しました。
高校生で公務員を目指す事自体大変なことです。
しかも多忙なアルバイトをしながらの試験勉強だったはずなので、この時点で相当な努力をされているはずです。
大学進学を諦めなかった
経済的理由から一時は諦めた大学進学ですが、入庁して一年後、日中は都庁に勤務しつつ受験。
見事に法政大学夜間部への入学を果たします。
公務員としての勤務先を東京都庁にしたのは、この大学受験を視野に入れていたからなのでしょうか。
すごいのはそれだけではありません。
大学在学中はなんと、ボクシング部で主将を務めました。
「2002年度国民体育大会ボクシング競技東京都代表選考」では、フェザー級準優勝の成績も残しています。
その超多忙スケジュールの中、単位を落として留年することもなく4年で卒業。本当に立派です。
財政難の夕張市再生に奮闘
財政破綻した夕張市への派遣職員として、たまたま選ばれた鈴木氏でしたが、そこでも努力家魂を発揮。
当初は1年の期限付き派遣の予定だったそうですが、自ら更に1年間の延長を申し出たようです。
おそらく鈴木氏の中で、まだ財政再建の道半ばで帰りたくはないという思いがあったのだろうと思います。
そして鈴木氏は、夕張再生市民アンケート実行委員会を設立。
ボランティア学生の力も借り、市内に住む全世帯の25%にあたる1600世帯から意見を聞き取って報告書を完成させました。
更にその報告書を、当時の総務省副大臣に直接説明し提出。
そんな鈴木氏の活躍ぶりから、地元員からの熱烈コールのもとに夕張市市長に当選しました。
市長時代、「日本一給料の安い地方自治体首長」とされ、2017年の市長としての給与は250万。
奥さんも幼稚園教諭として働きながら、家計を助けてくれていたようです。
鈴木直道氏の評判
そんな鈴木知事ですが、全国の人々に注目され、ゆくゆくは総理かとまで噂されるようになったのは、新型コロナウイルスへの対応でした。
2月26日、鈴木知事は記者会見で「全道の小中学校を7日間休校にすることを市町村に要請する」と発表。
さらにその2日後の28日、緊急事態宣言も発表。
どちらも政府の対応よりも早い判断。
更に経済的影響が大きくなったことを受け「政治判断の結果責任は私が負う」と力強い言葉で言い切りました。
鈴木知事の決断のスピード・強いリーダーシップ・政治判断に対して、周囲やSNSでは賞賛の嵐。
https://twitter.com/SUPER_KAMUI_789/status/1233346159285960704?s=20
北海道知事の鈴木直道さん、前にテレビで特集組まれたのを見た時から若いのに決断力あってすごいなぁと思ってたけどコロナ対応見ててもやるべき仕事をやる的な意思を感じてこういう人に国を収めてもらいたい…と思ってしまう。詳しく知ってるわけじゃないからわかんないけど。 pic.twitter.com/eTrOTXRenW
— もちこ (@mochiko81) February 29, 2020
https://twitter.com/aoyama44/status/1233671251031252992?s=20
「かっこいい」「イケメン」とその爽やかなルックスを評されることも多いようです。
同じく若くてイケメンの知事、大阪の吉村知事と比較すると、鈴木知事はあまり自分を世間にアピールしないタイプのように感じます。
とにかく政治に、北海道にまっすぐ、といった印象です。結果的にその姿勢が世間へのアピールにはなっているのですが。
そんな鈴木知事ですが、過去にはベストドレッサー賞の受賞歴も。
ベストドレッサー賞の受賞歴
2015年、夕張市長時代に、政治部門最年少の受賞者として鈴木氏が選ばれていました。
HIS会長の沢田秀雄さん、お笑い芸人の又吉直樹さん、女優の吉田羊さん、俳優の松坂桃李さんと共に、第44回ベストドレッサー賞を受賞。
当時の鈴木市長は、「いつも相手に不快感を与えない服装を心掛けている」と話したそうです。
北海道知事に元夕張市市長の鈴木直道氏が当選されました。
この方は、桃李くんがベストドレッサー賞を受賞された時、一緒に受賞されたんですよね。(一番左が鈴木氏) pic.twitter.com/pTGEnxrUMq— オリーブ (@KvWommAPbkiV4i2) April 7, 2019
ボクシング部で体を鍛えていた経験から、スーツも様になっていますね!
若くて強いリーダーに今後も期待
北海道の鈴木知事についてお伝えしました。
政治はどのように動いても批判や反対がつきもの。
なかなか感染者が減らない北海道では、道民の皆さんも精神的にいっぱいいっぱい。
おそらく鈴木知事は良い声だけでなく色んな声を耳にしているはず。
それらにも屈することなく、ただひたすらに真っ直ぐに毎日政治と向き合っている姿はとても素敵だと思いました。
とりあえず、コロナが収まったら、北海道に旅行に行きたいな。そんなことを思う今日このごろです。