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【夏の蚊対策・屋外版】赤ちゃんにも安全な虫よけって?成分を徹底分析!

毎年夏がやってくると頭を悩ませるもの‥それは蚊!

特に子どもが生まれてからは、刺されると大人よりも腫れ方がひどくてかわいそうで‥

夜中に「プーン」とあの嫌な音が聞こえてくると、蚊をやっつけるまで眠れないくらい、気にするようになりました。

今は便利な蚊よけ・虫除けグッズがたくさん出ていますが、逆に成分の安全性が気になってしまって、なかなか使えない始末。

今年こそはしっかりと下調べをし、蚊にほとんど刺されることのない夏にしたいと思います!

赤ちゃんが蚊に刺されると腫れやすい?

赤ちゃんが蚊に刺されると腫れやすいのは経験値不足だから

自分が子どもを産むまで知らなかったのですが、子どもって蚊に刺されると腫れやすいんですね!

赤ちゃんや子供が蚊に刺されると、大人よりも大きく腫れてしまうことがあります。その理由は、体の大きさや皮膚の弱さの差ではなく、「蚊に刺されることの経験値の違い」です。

蚊にさされてかゆくなる、赤くなるという症状は、蚊の唾液に対するアレルギー反応。蚊に刺されることを繰り返すうちに次第に体が慣れるため、大人になると反応は軽くなっていきます。引用:https://woman.mynavi.jp/

ちなみに新生児、生まれて初めて蚊に刺された時は反応はでないのだそうです。

数回刺されるうちに反応が出てくるようになり、一番反応が強く出るのはちょうど保育園や幼稚園に通う年頃です。

痛痒そうな水ぶくれになったり、顔がお岩さんのように腫れてしまったり‥見ていて本当に可哀想ですよね。

蚊に刺される経験値不足から反応が大きくなってしまうのだとしたら、全く刺されないのもあまり良くないのでしょうか‥?

子どもが小さいうちはなるべく刺されないようにしたい

そうは言っても、まだあまり言葉の意味が理解できないうちに、「掻き壊しちゃダメだよ!」なんて伝わらないですよね。

水ぶくれを掻き壊すと、跡が残ったり、細菌感染を引き起こしたり、とびひになったり、心配なことがたくさん

反応が大きく出てしまう小さいうちは、なるべく蚊に刺されないような工夫をしていきたいものです。

また、最近よく取り上げられるようになってきた、蚊を媒介とするデング熱ジカ熱などの伝染病も怖いですよね。

子どもに安全な成分の虫よけを選びたい

虫よけはたくさんありますが、子どもが小さければ小さいほど、できる限り赤ちゃんの体に安心安全なものを使いたいですよね。

今回は家の外、屋外で使うシチュエーションで、安心・安全に使える蚊よけ・虫除けグッズについて調べてみます!

主な虫よけ剤の成分【屋外編】

厚生労働省が、”防蚊対策として有効性が証明されている忌避剤の成分”としているのは、主に2種類

一つが、日本では50年ほどの歴史がある「ディート」

もう一つが、日本では2015年から登場した「イカリジン」です。

それぞれの成分について、安全性などはどうなのでしょうか?

ディート

安全性

厚生労働省は、ディートの使用について以下のように定めています。

  • 12歳未満に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと
  • 6か月未満の乳児には使用しないこと
  • 6か月以上2歳未満は、1日1回
  • 2歳以上12歳未満は、1日1~3回
  • 漫然な使用を避け、蚊、ブユ(ブヨ)等が多い戸外での使用等、必要な場合にのみ使用すること

出典:https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/08/tp0824-1.html

まず6ヶ月未満の赤ちゃんには使えません

商品のパッケージには上記のようなことは全て書いてあるはずなので、商品説明をしっかり見て買っていれば大丈夫です。

ここまで厳しい条件があるということは、人体への危険性も少なからずあるということですね!

ただしアメリカやイギリスでは、日本ほど厳しい使用条件はなく、生後2ヶ月以上から大人と同じ条件で使うことができます。

効果の持続時間

濃度が10%で2 時間毎、20%で4 時間毎、24%で5 時間毎に塗り直す必要があります。

日本では長らく12%が最高濃度でしたが、2016年に高濃度の30%が販売可能となりました。

対象の虫

蚊、ブヨ、アブ、マダニ、ノミ、イエダニ、トコジラミ、山ヒル、ツツガムシなど

※商品によって対象となる虫に違いあり!

おすすめの使用法

安全性には少し不安があるものの、対象となる虫の種類が、蚊以外にもとても幅広いのが特徴です。

特に山ヒルやツツガムシなど、山登りやキャンプの時に注意したい、とっても怖い虫にも効果的というのがすごいところです。

日常的に使うのは避けながらも、山登りやキャンプ、草むらでの長時間の作業、海外旅行など‥特に虫に気をつけたい時に使うのはおすすめかと思います!

その際には有効時間の長い、濃度30%がおすすめです。

イカリジン

安全性

イカリジンの使用については、年齢制限はありません!

ドイツのバイエル社が、ディートに代わる忌避剤として開発したもので、ディートのような皮膚刺激性もなく、安心して使える成分のようです。

効果の持続時間

濃度が15%で6~8時間有効です。

日本では当初5%が最高濃度でしたが、2016年に高濃度の15%が販売可能となりました。

対象の虫

蚊、ブヨ、アブ、マダニ

おすすめの使用法

対象となる虫は限定されてしまうのですが、安全性は高いイカリジン。

赤ちゃんへの使用や、普段の外出など日常的に使うのにおすすめです。

子どもでも安心なおすすめ虫よけ剤【屋外編】

それでは以上のことを踏まえて、個人的に厳選してみたおすすめの虫よけ剤をご紹介したいと思います。

まず条件としては、

忌避剤の成分としてイカリジンが使われていること

そして、毎日バタバタのママのためにも、

塗り直す手間が少なくて済むよう、濃度が濃いもの

持ち歩きや使い勝手のしやすさ

この3つを軸に選んでみました。

ちなみに、

より安全とされるもので、天然アロマや、リング・シールなどありますよね。

それらは確実に虫除けとして効果が出るのか、少し不安もありますので、今回は除外します。

スキンバルサン 虫よけミスト ガードミストウォーター

「バルサン」の全権利をライオンから譲受した、レック株式会社が販売。

イカリジン15%配合。50mlで税込780円(Amazon販売価格 5月12日現在)です。

公園などに遊びに行く時、バッグの中からサッと取り出せるサイズ。

サイズ感って意外に重要だと思うんです。

大きすぎると使いきれなかった時もったいないし。

そしてササッとスプレーするだけのミストタイプが、小さいお子さんのママにぴったり!

更にパッケージや形がスマートで、いかにも「虫除けです!」って感じじゃないところが良いです。

実はこれ我が家でも使ってますが、虫除け特有の匂いもなく、代わりに石鹸のようなフローラルな香りがするのもポイントです!

天使のスキンベープ ティシュプレミアム 20枚入り

イカリジン濃度15%の商品が日本で発売可能となった当初から参入していた、フマキラーの「天使のスキンベープ」シリーズの一つです。

イカリジン15%配合。20シートで税込558円(Amazon販売価格 5月12日現在)です。

こちらのシリーズもミストタイプやエアゾール(スプレー)タイプなどありますが、

なんといっても注目はこのシートタイプ!

特に薬剤の吸い込みが不安な、月齢の小さい赤ちゃんにぴったりです。

肌の面積の小さい赤ちゃんなら、むしろシートタイプの方がむらなく塗れそうで、そこもおすすめです。

こちらもベビーフローラルの香りがするらしいですよ!

天使のスキンベープミスト プレミアム ワンワンとうーたん

同じくフマキラーからの「天使のスキンベープ」シリーズ、みんなが大好きワンワンとうーたんバージョンです!

イカリジン15%配合。60mlで税込660円(Amazon販売価格 5月12日現在)です。

特別なパッケージだというのに、このコスパの良さ

こちらもサイズ小さめで、ママのバッグに忍ばせていつでもどこでもサッとつけられます

もしかしたらスプレーされるのを嫌がったりする子もいるかもしれませんが、このパッケージだったら喜んでつけてくれるかも

【特別篇】サラテクト フレッシュミスト

こちらは特別篇!

どうしても山や草むらの中、長時間活動しなければならない時におすすめのものです。

ディート10%配合。60mlで税込414円(Amazon販売価格 5月12日現在)です。

ディートですので、もちろん6ヶ月以上のお子さん対象ですが。

蚊やアブだけでなく、トコジラミやヤマビルなど、多くの種類の虫に効果があることが明記されている商品。

ディートこそ吸い込むのが怖いので、ミストタイプがおすすめです。

赤ちゃんでも使える虫除けは、時と場合で使い分けましょう

以上、赤ちゃんや子どもでも安心して使える、おすすめの蚊除け・虫除けについてお伝えしました。

調べてみて思ったのですが、「使うのはこれだけ!」と決めつけるのではなく、

成分や効き目など正しい知識を持った上で、時と場合で使い分けることが大切ですね♪

今年は私もしっかりと知識を身に付けたので、安心安全な夏が過ごせるよう、良い商品選びをしたいなと思います。