心や環境を美しく保つのにお花は大切ですよね。
特に、バラはきれいで美しくて癒されます。
そんなバラを育てているのに、バラの元気がなくなったという経験はないでしょうか?
これは、バラの黒点病によるものかもしれません。
黒点病は、バラに最も多い病気です。
今回は、黒点病とはどのような物なのか?ということについてまとめてみました。
バラに最も多い病気・黒点病とは?
黒点病とは、糸状菌というカビが原因の問題です。
この病気の発生時期は、雨などの水滴が多い、20度ほどの暖かい季節。
梅雨時期などの長い雨の時期などが特に危険です。
特徴は植物の葉っぱや茎に黒い点が発生することです。
このカビが株全体に広がっていき、黒い点の周りが黄色くなっていき、葉を落としてしまいます。
もっと質の悪いのは、この病気は1つのバラだけにはすまないということです。
何と落ちた葉にも菌が存在しており、なんと冬も越してしまいます。
次の年も菌がその場にばらまかれてしまい、新しく植えたバラにも被害が及んでしまうのです。
考えただけでもとっても怖い病気ですね。
バラの黒点病は重曹で対処できる?
では、この病気の対策はどのようにしたらよいでしょうか?
農薬などを使うとなると、ちょっと怖いですよね。
そこで今回は、重曹を使った対策をご紹介していきます。
本格的な農薬ではなく重曹という手軽に手に入るものでも対策できるのです。
その方法は、
水500mlと重曹小さじ半分を混ぜ合わせ、黒点部分にスプレーを吹きかけるだけ。
簡単な方法ですよね。
ただし、この方法には注意が必要で、重曹の濃度が濃すぎると危険です。
逆にバラが奇形などの被害を引き起こす可能性があるようです。
その点を注意しながら、あなたもバラの黒点病を重曹で対策をしてみてくださいね!
バラの黒点病が悪化!最終手段のリセット方法とは
重曹を使って対策したけどなんだか、
「結果が出てない気がする…」
「ちょっともう手遅れかもしれないな…」
と感じることもあるのではないでしょうか?
また、
「1つ1つ葉っぱや茎にスプレーしていくのは少し面倒!」
「もう病原体を一気になくしちゃいたい!」
と思うこともあるのではないでしょうか?
実際、状況によっては重曹などを使って対策するよりも、思い切ってバラをリセットすることで黒点病を断ち切ることができます。
バラのリセット方法
1.新しい枝先や枯れた枝、小さな芽などの先端の枝先などを全てカットする。
2.葉をカットする。
ハサミを使うのではなく、手を使って葉っぱを下の方向に引っ張っていくことで、付け根から綺麗に取ることができます。
この方法をすることで、新しい葉っぱへの感染を防ぐことができます。
3.消毒し、肥料を与える
しっかりバラを育てる環境を整えて、次のバラが出来る状態を作ります。
1か月ほどでバラは元に戻りますが、その時の温度や季節の状態などで元通りになる期間は変わってきます。
いざというときにはバラをリセットして、もうバラが黒点病で苦しまないように対策してあげましょう。
まとめ
バラにできる黒点病についてお伝えしました。
重曹を使っての簡単な対策はぜひお試しください。
重曹はその後のお掃除などにも使えますので、ぜひこの機会に買ってみることをおすすめします。
また、バラをリセットすることで、もったいないですが病原体を一気に取ってしまうこともできます。
コチラは少し手間がかかりますが、バラを丁寧に育てるためにも、やってみてもいいのではないでしょうか?