夏を代表する飲み物と言えば、麦茶ですよね!
飲み口がやさしくて、子どもでもぐびぐび飲めちゃうのもあって、我が家も夏は必ず作って常備しています。
種類によっては水出しでもいけるので、忙しいママには強い味方ですよね。
ほとんどの人が日常的に飲んでいるであろう麦茶ですが、実は知られざる効果がたくさんあるんです。
その中でも特にすごいのが、血圧を下げる効果。
その他にも、実は麦茶の持つ栄養や効果が、夏に飲むにはぴったりな理由が。
なぜ夏といえば麦茶なの?という素朴な疑問についてもお伝えします。
驚くべき麦茶の効果・効能
麦茶には血圧を下げる効果が!
麦茶にはミネラルが豊富です。
そのミネラルの中でも、カリウムには塩分を体の外に出す作用があり、血圧を下げる効果に繋がります。
また、麦茶の原料である大麦。
大麦を炒ると、2つの血圧に効く成分が生まれます。
- アルキルピラジン ‥‥ 血流を促進する成分
- GABA ‥‥ 血圧を下げて血栓を作りにくくする成分
このように、麦茶には高血圧防止のための条件がたくさん揃っているのです。
その他夏にぴったりの麦茶の効果とは?
麦茶には他にも、知られざるたくさんの健康効果があります。
体を冷やす
大麦には、体を冷やす作用があるため、麦茶も体を冷やしてくれます。
これは他のお茶には無い効果なので、夏の火照った体にはありがたい効果ですね。
ノンカフェインなので効率的に水分補給できる
普段あまり意識していないかもしれませんが、実はカフェインって利尿作用があるんです。
なので汗をかく夏に普通のお茶を飲みすぎると、汗だけでなく尿としても体の水分が出て行ってしまい熱中症などになりやすくなってしまいます。
また人間って寝ている間に夏だと200~600mlも汗をかいているので、寝る前の水分補給は熱中症対策にはマストですよね。
ですが緑茶やウーロン茶だと、カフェインの興奮作用で寝付きにくくなってしまいます…。
なのでカフェインレスで、味も飲みやすい麦茶は夏の水分補給にはぴったりなんです。
ミネラルが補給できる
汗をかくと塩分や水分だけでなく、ミネラルも一緒に出ていってしまっているってご存知ですか?
麦茶には、カリウムやリン、ナトリウムなどのミネラルも含まれています。
水分を補充するだけでなく、一緒にミネラルも補うことができます。
どうして夏といえば麦茶?意外と知らない麦茶の製法や歴史
そもそも麦茶ってどういう風に作られたものか知っていますか?
実は他のお茶のように茶葉を使用しておらず、大麦の種子を殻ごと焙煎したものなんです!
焙煎しているから、あの何とも言えない香ばしい味がするんですね。
最近では成分の出やすい粒を砕いたティーバッグのものが主流ですが、実は丸粒タイプの麦茶の方が苦味や雑味が少なく飲みやすくなります。
もしお子さんがお茶は苦くて嫌!と言って夏の水分補給にお悩みであれば一度丸粒タイプの麦茶を試してみてください。
また麦茶は平安時代には貴族の間で飲まれていたので、とても歴史があるんです。
江戸時代からは、屋台やお店で麦湯として売られるようになり、庶民の間にも広まりました。
大麦は初夏に収穫されます。
「夏には美味しい麦湯が飲める!」
ということで、その頃から夏の風物詩になったんですよ。
こんな昔から、夏といえば麦茶だったんですね…。
そしてこの大麦の成分・効果により、他のお茶よりも夏向きであると言えるのですね。
まとめ
今回は麦茶の健康効果・なぜ夏と言えば麦茶なのか、についてご紹介しました。
・麦茶は血圧を下げる効果がある
・麦茶には体を冷やしてくれるなど他のお茶にはない効果があり、夏にぴったりの飲み物である
・麦茶には茶葉は入っておらず、大麦が使用されている
ということがおわかりいただけたと思います。
こういった効果があるのであれば、子供たちのためにもこれからもしっかり常備しておくようにしようと思いました。