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「MIU404」第9話〈或る一人の死〉感想|黒幕は菅田将暉?

回を重ねるごとにどんどん面白くなってくる、金曜ドラマ「MIU404」。

第9話の感想や考察、第10話の展開予想についてお伝えします

「MIU404」前回の内容

前回は伊吹の恩師であるがまさんの衝撃的な事件。

がまさんの凶行を止めることが出来なかったと後悔に打ちひしがれる伊吹。

思わず抱き締めたくなるほどに打ちひしがれている伊吹を、初めて「相棒」と読んだ志摩。

2人の固い絆が目に見えた感動的なラストでした。

「MIU404」第9話〈或る一人の死〉あらすじ

桔梗(麻生久美子)の自宅に盗聴器が仕掛けられた一件が進展する中、伊吹(綾野剛)、志摩(星野源)らのもとに、虚偽通報事件で逃走中の高校生・成川(鈴鹿央士)が暴力団の関係先に出入りしているという情報が入る。成川を取り逃がしたことに責任を感じていた九重(岡田健史)は捜査を志願し、陣馬(橋本じゅん)と共に成川を捜し出そうとするが…

一方、成川は久住(菅田将暉)の世話になりながら、ナウチューバ―・REC(渡邊圭祐)に接触し、賞金一千万がかけられた羽野麦(黒川智花)の捜索を依頼する。

そんな中、桔梗宅への住居侵入事件の主犯が、エトリと繋がりのある辰井組の組員だったことが分かり、関係各所への一斉ガサ入れが決行される。桔梗はエトリを再び取り逃がすことを恐れ、伊吹、志摩らにエトリにつながる人物を探すように命じるが…

出典:https://www.tbs.co.jp/



「MIU404」第9話感想・考察

機動捜査隊(MIU)とは?が明確に

機捜って、誰かが最悪の事態になる前に、止められるってことだろ?

という1話での伊吹の言葉。

その言葉には2つの意味があったことにようやく気付かせてくれた回でした。

”最悪の事態”になる誰かとは、

被害者となる誰か

と同時に、

取り戻せない犯罪を犯してしまう加害者の誰か

だった。

成川岳を一度止められなかった九重は、再度のチャンスで、寸前ギリギリのところで、かろうじて止めることができた。

回を重ねるごとに、MIUの存在の奥深さを感じられます。

もはや伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)のラブストーリー

香坂の死にトラウマを抱いている志摩。

ガマさんの罪にトラウマを抱いている伊吹。

2人は心に深く傷を負った2人だからこそ、お互いの絆がより強いものに変わっていきました。

2人が感じている共通のトラウマは、「自分に何もできなかった」という思い。

9話の冒頭で、

止められるかな。

間に合うかな。

もし大切な人に何かあったら、俺は許さない。

と呟く伊吹に、

止められる。

間に合う。

安心しろ。俺も許さない。そうなる前に、止めよう。

と強く答える志摩。

 

ハムちゃんの誘拐を知り暴れる伊吹を抑えつつ、

待て!澤部ってやつを探せ…。GO!

と冷静にかつ伊吹の心情を汲み取る志摩は、まるでハンドラー。

 

助け出したハムちゃんに脈があることがわかり、

安心した伊吹が「間に合った」と抱きついたのは、

ハムちゃんではなく、志摩だった。

 

もはや、バディの2人の強い愛を描いたラブストーリー。

『感電』の歌詞にあった、

愛し合う様に喧嘩しようぜ 遣る瀬無さ引っさげて

という言葉も、まるで2人を表わしているようですよね。

愛って、何も男女の恋愛だけを表わす言葉じゃないんだ。

そんなことも改めて気づかされました。

”或る一人”とは、ハムちゃんでも成川でもなく、エトリだった

9話に進めば進むほど、存在感を増していた、エトリという謎の存在。

どの俳優さんが演じるのか、視聴者もずっと気になっていたところ。

ついに姿を現したエトリ。

水橋研二さんが演じていましたが、視聴者が期待していた、主役級の俳優さん、というわけでもありませんでした。

そして登場から数十分で久住に殺されてしまうエトリ。

黒幕は久住だった。

どうりで主役級俳優の菅田将暉が演じているわけだ。

これはしてやられました。



「MIU404」第10話の展開予想は?

ついに久住とMIU404が向き合います。

おそらく最終回は11話でしょう。

久住もまだ若い。

MIUの人達が、久住のスイッチを変えられることを願います。

「MIU404」第9話〈或る一人の死〉感想|エトリの配役の謎 まとめ

「MIU404」の第9話についてお伝えしました。

第10話も楽しみです。